投稿日:2008-03-06 Thu
![]() | 一日江戸人 (新潮文庫) (2005/03) 杉浦 日向子 商品詳細を見る |
時代劇や落語でお馴染みのベランメエ集団「江戸ッ子」ですが、その実態は、意外と知られていません。
江戸人は生涯アルバイター?、江戸の奇人変人の数々、将軍さまの意外に「こんな暮らしはごめんだよ」的な日常、天下の悪法「生類憐れみの令」の意外なご利益、江戸人の蒸し暑い夏の過ごしかた、ちょっと可笑しな怪談話から、お手軽絶品江戸料理、etc・・・。
読んでびっくり、江戸ってこんなにおもしろかったの?!(いや、マジで)
とあるサイトさんでものすごくオススメされていたので気になって、そのくせ「江戸時代ってどーせ侍ばっかでしょーが、ホントにそんなのおもしろいの?」って思いっきり斜めに構えながらも、試しに読んでみたらとっても面白かったです。
文章だけでなく(説明文という感じではぜんぜんなくて、そこらで立ち話してるような軽くて気楽で、可笑しい文章)小洒落たイラストつきなので、パラパラ見ているだけでもおもしろいです。
つかれたらちょっと1日、この本1冊だけ持って江戸で遊んでくるのいいかもしれませんね。
ところで、「江戸の三男」(娘たちだけでなく男も惚れる男)とは、火消しの頭、力士、与力のことだったそうです。
火消しの頭、あーこれはまあわかる。
力士、うん、これもなんとなくわかる。
与力。って、あれ、与力さんってお役人じゃなかったけ?
お役人でありながら江戸人に愛される、そのわけは?
読んだらわかります。
「あーそれならそうだろね」って、きっちり納得できます。
とにもかくにも、月見さんみたく斜に構えず、一度手にとってみることをオススメします。
なんかね、江戸人さんたちの元気に触れて、つかれがほんのちょっと、軽くなる気がします。
杉浦日向子 『一日江戸人』 新潮文庫(小学館文庫版もあり)
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