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こうの史代 『ぴっぴら帳(1)』(~2・完結)

ぴっぴら帳 1 (双葉文庫 こ 18-2 名作シリーズ)ぴっぴら帳 1 (双葉文庫 こ 18-2 名作シリーズ)
(2009/01/20)
こうの 史代

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すごくへんなものを見つけたんだけど
これ何だと思う?

「へんなことり」だった


ここ数日、このブログの特徴が顕著に出てきてますねー。
つまり、「更新しないときはとことんしないけど、しだすととめどなく更新しだす」

というのはつまり、書きたい本に会って、書きたい気分ということですね、ようするに。そんな時期です。
明日発表の研究計画書の最後のほうがなかなか書けないから現実逃避してるとか、そ、そんなんじゃないんですよ?!(しどもど)

さて。
長い間手元にあるけどなぜだかずっと感想未UPで、もしかしたら書くこともないかなーと思っている本というのがじつは何冊かあって、これはその中の1冊(2巻も持ってるので2冊ですが)。
今でも寝る前なんかにちょっと読んで寝ます。ちょっとイラついてたりするときなんか、穏やか、の半歩手前くらいの気持ちになれて寝れます(半歩、っていうのがミソなんです)。もちろん昼間だったり、良いことあった日にも読みますし、そんなときはすんごく気分が和みます。なんかお手玉2,3個持ってるようなきぶんになります。

玉村キミ子がある日見つけたへんなもの、それは変なインコ、ぴっぴらさん(自称)だった。
とてもインコとは思えない、人間くさいインコさんがついてくるのでとりあえず家に入れたキミ子は、
とりあえず職場の小さな食堂にポスターを貼って、インコさんの飼い主を探すことに。

まもなく現れたぴっぴらさんの飼い主、串田かつみのもとへぴっぴらさんは戻るのだけれど、
ちゃっかりキミ子を気に入ったぴっぴらさんはキミ子の家に逆戻り。
そんなことからぴっぴらさんはキミ子宅に住まうことになり、そこにはかつみさんはじめ、ぴっぴらさんを通して知り合ういろんな個性豊かな面々が集まるようになって・・・・・・。

というような、実は連作4コママンガです(だから冒頭の引用文選びが大変でした)。

物語は、ちょっとおとぼけだけどたくましく生きる(けれどナイーブな一面もあり)キミ子と、変な余裕がある、もしかすると人間よりも人間のような顔をしてキミ子宅に住まうぴっぴらさんの、ひきこもごも。
そこに前述のかつみさんやキミ子の友だち、そしてちょっとだけ気になる小鳥屋のお兄さんツナさん(キミ子の実家の犬に顔が似ている、ちょっといろいろずれてるけどやさしいひと)など、よく見たらすごい名前の人間味のある面々が訪れて、いろいろ話したり関わったり、遊んだり、出かけたり。そんなお話。

とだけ書いても物足りないかもしれませんが、じっさいそうなのだから仕方ないです(オイ)

でもその生活の中心にはいつもぴっぴらさんがいて、ぴっぴたさんをこころから大事に想っているキミ子がいて、そんなキミ子を好きな友達たちが周りにいつもいる。
土壇場とかはないんですが、1巻から2巻までゆらーっと安定、リラックスして、ときどきこうのさんお得意のシュールな笑い(商店街新聞に職場の紹介文を書いているキミ子。その文章を見て「ふっ・・・」と息をもらすぴっぴらさん・・・等)にはまりつつも、なんだかほっとできる、くつろぎの本です。

小さなセキセイインコ・ぴっぴらさんとの暮らしは、
小さな発見と驚きの連続。
やがてその小さなシアワセは、キミちゃんにとって、
かけがえのない宝物のような毎日になっていきました。
 (裏表紙より)

書きながら小休止して、ちょっとだけ読み返してみました。(何度も読み返しているので、もう内容はほとんど頭に入っているのですが)
あー・・・・・・これ、好きだーやっぱし。

なんかがらにもなく、小さなシアワセを見つけることがシアワセの中身なのかもしれない、なんてことを想います。
ラストシーンも、こうのさんらしい、なんともとぼけた、けれど読み手はすごくうれしいほっこりした気持ちになれるものでした。詳細は・・・例によって書きませんけどね(笑)

あと、インコのことについてもけっこう豆知識的なことが書かれていて、実際にこうのさんがインコを飼われていたときのエピソードなんかもちらほら出てきますので、こちらもけっこうおもしろく読めますよと、追記を。

単行本時と比べて、コンパクトになりましたので持ち運びも便利!(双葉社員かおまえは)
ただ、あまり書店では見かけませんが、出会う機会と、読んでみようかなという気になればぜひ。
前記事の乙嫁とはまたちがった、けれど“大切に想うこと”がいっぱい詰まった物語です。

こうの史代 ぴっぴら帳(1) 双葉文庫名作シリーズ

そういや今日は、小津ツキミの誕生日でした。
なんか微妙な日に生まれたもんだなーと毎年思いながら実は23歳です。
早いとこ臨床心理士の資格とって、仕事したいです(ToT)
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こうの史代 『長い道』

長い道 (双葉文庫 こ 18-4 名作シリーズ)長い道 (双葉文庫 こ 18-4 名作シリーズ)
(2009/06/16)
こうの 史代

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わたしもシアワセになってもいいのですよね?

アクションコミックの、コミック文庫版。

酔うと何でも人にあげる癖がある父に、同じく酔うと何でも盗ってくる癖があるおとん。
そんなふたりが意気投合し、カイショなし女好き無職のどら息子荘介のもとへやってきた、天然っぽい「ヨメ」の道。
甘い言葉も、それどころか愛情もないかもしれない、おかしな夫婦の物語。

前半は無職のうえ女の影が絶えず(しかもあからさまに)ちらつく荘介に、けれどどこまでなのかノー天気で、あははうふふの体で気づかぬふうの道の、平穏なんだけどかなり歪な物語が続く。
「一℃たりとも勃つかあ!」と言いながら自分の「姉上」の名前ばかり寝言でつぶやくようなやつ、どんだけだよ・・・・・・と心中ぐやぐやしながら読んでたけれど。

だからうちに来たんだろ?え?

・・・・・・ そうよ


たまに見せる道の貌。
いくらお調子者で小馬鹿な荘介でもこわいと思わせる、ふとした瞬間。
車が通ってこなければ、あのまま心臓射抜かれたようにすくんで、たぶん動けなかっただろうね荘介。

このときに、あ、これは道が荘介を赦す赦さないの物語なんだなと直感思った。
けれどじつは・・・・・・というのがわかって、あ、と思ったのが冒頭の道の一言。
この物語の中身は、この一言にこもってると思っていいかも。

にしてもどうなるどうなる、たまに離婚届も出てくるけど(それにしたっていつのまにかうやむやしてる)、ほんとにどうなるんだこのふたり?

最後の最後で荘介がつぶやく意地悪に答えがあるようだけど、それはここでは書きません。

人を選ぶようでいて、人を選ばない物語なんじゃないかなとふと思う。
そして荘介と道のような歪も繋がりも重なりも併せ飲むことが、
「夫婦」として成立することなのかもしれないと、そんなことも思うのです。

こうの史代 『長い道』 双葉文庫 名作シリーズ
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こうの史代 『街角花だより』

街角花だより (アクションコミックス)街角花だより (アクションコミックス)
(2007/03/12)
こうの 史代

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1つの花に想いを託せば、新しい人生までも見えてくる・・・
花を心から愛している花屋の店長と店を訪れる客たちのハートフル・ストーリー。(帯より)

久々にこうの史代さん作品の紹介。
wiki読んでて知ったんだけど、これ(街角)がデビュー作だたんですね。
「さんさん録」や「こっこさん」みたくほのぼのしたのも好きですが、
こーいうちょっと遊び心?ちょっとわるふざけ?じみた物語も好きです。
4話収録。(うち2話、街角花だよりの「日和版」「明石版」)

街角花だより(日和、明石版)・・・

花屋の店長、日和うららさんのもとへ、不動産会社の清川凛さんが家賃の取り立てに来たところから物語はスタート。
現金代わりに受け取る手はずだったコスモスの(500年前の)鉢をうららさん、凛さんがうっかり割ってしまったことから凛さんは会社をクビになり、うらら店長の店で働くことに。
最初は何となくつんけんしてた凛さんも、ぼわーっととぼけたうらら店長の店で(うらら店長からの、妙に熱い視線を受けながら)ざくざく働き、そのうち花やお客を通していろいろなことに触れてゆく・・・・・・という、おおまかに言えばこんな感じの話。(いいのかこんな説明で・・・)
 
ちなみに「明石版」では、店長のめちゃくちゃ意外な素顔(?)が判明!

俺様!・・・
町の小さな本屋でバイトしてる小川俺様くんはうだつのあがらない眼鏡男子。
そんな俺様が、店にやってきた年上(なのか?)の女性に恋をした。
好きな女性に見てもらおうと心機一転、仕事に精を出す俺様だったんだけれど・・・。

願いのすべて・・・
犬のノンがサンタクロースにお願いしたこと。
それは人間の女の子になって、大好きな秀さん(飼い主)と暮らすこと。
そうしてノンの願いは叶った。けれど正体がばれたらもとのノンに戻ってしまう。
ばれないように、けれど大胆に秀さんに接近するノン。
そんなノンは、姿形は完全に人間だけれど犬の習慣はそのまま。
そんなこんなで、実際は思ったようにはいかなくて・・・。

「願いのすべて」はもちろん、収録作品すべてに言えることなんだと思うけれど。

こうのさんの作品って単一色じゃない。

たとえば「可愛い」とか「心温まる」ってだけの話にしないで、ところどころでさりげなく、読んでるひとをく「くくくっ」って笑わせてくれる。←(個人的には、日和店長の凛さんへの「熱い視線」が代表格)

キャラクターにしろ、日和店長はぼんやり天然キャラかと思えば「案外キレ者?」ともとれるし、凛さんは凛さんで「つっけんどんなぐーたら+ちょいとナルシスト風」女かと思えば案外純真じみたところもあり?と思わせたり。(もちろん、さりげなく)

劇的な展開もすんごくドラマチックな展開もないのだけれど(「願いのすべて」ですら、けっこーコメディタッチで描かれてるし)、のんびり読んでくすくす笑って、そのうちじんわりなんか暖まる気がする。そんで読んだ後、ちょっと目立つところにさりげなーく立てかけておいて、「この本ちょっと良かったよー」ってちょっと小声でつぶやきたいような、そんな本。

よくわからない? まー物は試し。 
まず一度、ちょいと読んでみてくださいな。
意外とね、気に入ると思いますよ。

こうの史代 『街角花だより』 アクションコミックス
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こうの史代 『こっこさん』

こっこさんこっこさん
(2005/02/10)
こうの 史代

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さっき犬の散歩から帰ってきて、いそいそブログ更新中の月見です。

今日はちょっと変り種の、こんな本をご紹介。大好きなこうの史代さん作品、2冊目です。

こうの史代 『こっこさん』 アクションコミック(双葉社)

じつは今日は別の本をご紹介するつもりだったんですが、犬の散歩で公園に行ったら気が変わりました。

公園に、ハトがいました。

おーハトだわー、かーいーなー(可愛いなー)と、眺めてたんです。

そーいや最近のハトって厚かましいわなー、自転車きても避けないし(けっきょくこちらがよけて通る)、なんてなことを考えてて、思い出したのが『こっこさん』。

小学生のやよいと、道端で出会ったキョ-ボーですんげー厚かましい、けれどなぜか愛らしいにわとり、こっこさんの、まったりのんびりライフです。

(と、ここまで書いた時点で手が止まってしまう月見)

なんでしょう。

ぶっちゃけた話、昨日の「紅蓮女」みたいに読みどころ満載!って話ならわりと感想も書きやすいんですが。(ぶっちゃけすぎだ)

今日はむずかしいです・・・。 ほんとに「なんでもない毎日」なんだし。

でもですね、なんでもない毎日が繰り返し繰り返しあって。

ところどころでひょっこり顔を見せる小さな幸せがあって。

そんなときは、すんごく大事なものに出会えたような気持ちになります。

こっこさんって、ほんとに厚かましくて乱暴で、そのくせいっつもやよいの後ろを付いてきて、はっきりいってぜんぜん可愛げなんてないんですけど。

だっていうのに、なぜかものすごく可愛いんです。すんごい不思議なことに。

なんでしょう、この魅力。 
・・・やばい、説明できない。。。(こら)

そーいえば月見の小学校にもにわとりっていたっけ。
ピーターとボス。白色と、ちゃぼでした。

どっちもけっこう暴れん坊で、でもときどき大人しくなでさせてくれたりして。

ほんのり伝わってきた、にわとりの体温。

「にわとりの体温って、ちょうどこの本くらいの温かさです」(帯より)
↑ほんと、そのとおりです。

『さんさん録』の感想でも書いたんですが、こうのさんの書く、なんてことない日常ってすんごく
あたたかい。(だからよけいに、初めて「夕凪の町 桜の国」を読んだときの衝撃は相当なものでした)

そんな中で気に入ってるのは、こっこさんがやよいに砂をばさばさひっかけながら掘り出した小さな鈴を、無愛想にさしだす場面。

ちっちゃな温かみって、もしかしたら=特大の温かみなのかもしれません。

とにもかくにも、あーしあわせだねー、って気持ちをたっぷりと分けてもらえますよ。

とっても素敵な本です。

ひざのうえでぐっすり眠る犬(名前はこっこ。ミニチュアダックスのオスです)の温かみと、重さに苦戦しながら(ひざの血液の流れが止まるんです)、今日もなんとかブログ更新した月見でした。

それでは、また!
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こうの史代 『さんさん録(1)』(~2巻・完結)

さんさん録 (1) (ACTION COMICS)さんさん録 (1) (ACTION COMICS)
(2006/03/11)
こうの 史代

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ブックオフで買い物してから何気なくレシートを見たら、いつのまにかTポイントが170ポイント(100円の買い物ごとに1ポイント)もたまってました。

・・・じつはこのカード作ったの4ヶ月くらい前。

よーするに。

4ヶ月で、それもブックオフで、いつのまにか1万7千円も本を買いまくってたというわけで。

ビョ-キだな、って思いました。(どーりで給料の減りが早いわけだ(?))

というわけでこんにちは、月見です。

常連の方(いるのか?)はお気づきかと思いますが、過去記事を少しばかり修正しました。

前回まで文字ばっかり → 商品画像もつけてみました。

ついでにブログタイトルも、月見雑記 → 月見の本棚 に変更。

常連の方(いないとかゆーな)、初見の方、今後ともよろしくお願いします。(深深と、礼)

バイトが休みだったので、久しぶりにブックオフに行きました。

今日はずっと前から欲しかった本を見つけました。

こうの史代 「さんさん録 (1) 」 アクションコミックス 双葉社

こうの史代さん作品で一番有名なのはたぶん「夕凪の町 桜の国」(← 一度読んだら忘れられない本です。必読)でしょうが、月見の一番好きなこうのさん作品はこの「さんさん録」(2巻完結)です。

主人公は奥さんに先立たれ、主夫としての人生&息子一家との同居生活をスタートさせた、参平さん、もとい、さんさん。

とはいえ家事の経験など欠片もないさんさん。

そんなさんさんが頼るのは、亡き奥さんの残してくれた1冊のノート。
その名も、「さんさん録」。

さんさん録は、一言で言えば「生活の知恵ノート」みたいなものです。

今は亡きさんさんの奥さん、おつうさんが「この世でわたしの愛したものたちがあなたの力になりますように」という願いを込めて残した1冊のノート。

新米主夫、さんさんは、おつうさんの想いのつまった1冊のノートをたよりに、第二の人生をスタートさせてゆく。

なんてことない日常、生活というものをここまでいとおしく見せてくれるマンガ家さんって、月見はこうの史代さん以外に思いつきません。

あと、さんさんの周りの、どこにでもいそうでじつはすんげーアクの強くて素敵なキャラクターたち。(月見の一番好きなのは孫の乃奈。虫好き。さんさんを「じーさん」と呼ぶ、小さな変わり者。あと、ジャジャ馬仙川さん)

不器用じいさんのさんさんと、個性的な仲間たちとのどうってことない日常。

でもものすんごく笑えます。

日常の小さなおかしみ。それがとってもおかしくて、ときどき少しせつなくて。

読み終えたら、生活って素敵だな、って思う。

なんにも特別なものなんてないけれど。

こんなにいとおしくなる。

無事に繰り返すことができてるなんてことない日常のように、何度でも読みたい本。

あーもう、めちゃくちゃ好きです。

こうの史代さんの作品、味読の方はぜひ読んでみてください。

終わり。
プロフィール

小津りゆ

Author:小津りゆ
3年ぶりぐらいですが、ログイン。夢だった資格をとってそれなりの仕事始まったはいいものの、現実にどっしん追突し、車体ボロボロ、エンジンぷすんぷすん状態です(なにそれ)。仕事の本ばっかりで、めっきり小説を読む時間が減。もしかしたら引っ越しして続編するかもです。

※since 2008.2.17

※オリジナル物語サイト、始めました。『ことあら』(リンク欄からどうぞ)

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