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押切蓮介 『ミスミソウ(1)』(~続巻)

ミスミソウ 1 (1) (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)ミスミソウ 1 (1) (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)
(2008/03/17)
押切 蓮介

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雪の降るこの町で、私の家族は焼き殺された。

とある田舎の学校に渦巻く狂気と、無残に犠牲になる小さな幸せ。
そして始まる、すべてを壊された者の、凄惨な復讐。

久々の更新2冊目にこの本を持ってきていいものか迷ったけれど、
あまりに印象が強すぎて、書かずにはいられず。

悪質な集団いじめから残忍な放火殺人へ。そうして残された女の子が加害少年たちに復讐する、
地獄の連鎖のような、スプラッタ系ホラー。

ありえないだろうけど、でもこんなカタチで表出しないだけでそんな狂気がそこらに転がってるなんてことは、考えてみればありえるかもしれない。
最近あったたくさんの事件を見聞きしてると。
(そしてその数以上に、憎悪の連鎖が生まれる可能性もあることも)

個人的だけど、併せて読むべきと思ったのは『スナーク狩り』。
スプラッタ系ホラーであろうと復讐系の少年漫画であろうと、
復讐の行く先に幸せなど微塵にもないことは同じ。

『スナーク』に憑かれた者と、打ち勝った者。
この2冊を同時に読んでたから、何も考えれなくなるくらい。

三角草(みすみそう)は、「厳しい冬を耐え抜いた後 雪を割るようにして小さな花が咲く」。
そう主人公にそう教えてくれたクラスメートも、どうやら歪んだ狂気を秘めている様子。

事の起こりとなった放火事件の行く末、近しい人の裏切りの予感。
そして主人公、春花の、幸せなどけしてあり得ない未来。

私にだって、大切なものがある。
壊したやつは赦さないけど、その感情の先にどんな選択をするのか。

狂気の前に、無残に焼かれたタカラモノ。残された者。
ひとつの選択と、おそらくはひとつの無慈悲な終わりのカタチ。
これを「美しい」なんて書いてる馬鹿がいたけど、私はそれだけは認めない。
でも地獄に踏み出す危うさなら、きっとだれもが持っている。

押切蓮介 『ミスミソウ(1)』(~続巻) ぶんか社ホラーMシリーズ
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プロフィール

小津りゆ

Author:小津りゆ
3年ぶりぐらいですが、ログイン。夢だった資格をとってそれなりの仕事始まったはいいものの、現実にどっしん追突し、車体ボロボロ、エンジンぷすんぷすん状態です(なにそれ)。仕事の本ばっかりで、めっきり小説を読む時間が減。もしかしたら引っ越しして続編するかもです。

※since 2008.2.17

※オリジナル物語サイト、始めました。『ことあら』(リンク欄からどうぞ)

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