コンテントヘッダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
コンテントヘッダー

D[di:] 『ファンタスティック・サイレント』

ファンタスティック・サイレントファンタスティック・サイレント
(2000/04)
D[di:]

商品詳細を見る


「しかし つまんないまちだよな!」
「まったくまったく!どいつもこいつも馬鹿ばっか!」 
盗むものもユメもない退屈なマチ!
 (「FANtAStic SiLENt Ⅰ」)

いつになったらおそとにいける?
あのリンゴがほしいのだけど
あたしの手はとどかない
 (「FANtAStic SiLENt Ⅱ」)

最近少しずつはまってきている、D[di:]さん
(作家・マンガ家・イラストレーター・モデル・歌手)のデビュー作となった、不思議な不思議な絵本。

“塔のある町”を舞台にした、2つの物語。

FANtAStic SiLENt Ⅰ・・・
ウサギとクマの、チョイ悪(?)コンビの不可思議冒険憚。
“盗むものもユメもない退屈なマチ”で拾った眼鏡によって別世界に送られたふたりが、
そこの住人になってどこか遠くに行ってしまう話。

ビジュアルがちょっとえぐいけど、おもしろかった。
超高速で飛んでいった元・ふたりは、たぶん二度と帰ってこないんだろね。

FANtAStic SiLENt Ⅱ・・・
病気の子クマが、シャンプーハットをかぶって魔法にかかり、病気を治して町の王様になる。
それは最後の瞬間までの、つかの間のユメなのだけれど。

ファンタスティックに遊ぶ子クマの最後と、そこに直面したウサギの表情がリアル。
最後の1コマ、ばらまかれたリンゴが痛い・・・。

・・・・・・正直感想書くのがむちゃくちゃむずかしい物語なんだけど。

ファンタスティックなようでいて、ファンタスティックかつビターという不思議テイスト。
どちらの話でも、塔のある町からいなくなってしまう子たちが描かれているんだけど、
ただ行く先はかなりちがう。(もしかして同じ?わかんない。。)
わかんないんだけどとりあえず、
「(各話の主人公の)御三方、幸せになれたかい?」と問いかけたい。そんな気分。

「同じまちで繰り広げられるパラレルな運命のお話たち」(あとがきより)の紹介は、
読んで何かが残る、という帯の文句がイチバン適切。
残った感触のある何かを手探ろうとして、何度も読み返してしまった。

内容がヘビーなので、子供向けでなく、たぶん大人向けの読み物。
(読んでるやつが大人かどうかは別なんだけど・・・)
意味がちがうんだけど、なんか「自殺うさぎの本」とか、読みたくなってくる・・・。

これはもっともっと、ちがうひとの感想を見てみたいです。

D[di:] 『ファンタスティック・サイレント』 KKベストセラーズ
スポンサーサイト
プロフィール

小津りゆ

Author:小津りゆ
3年ぶりぐらいですが、ログイン。夢だった資格をとってそれなりの仕事始まったはいいものの、現実にどっしん追突し、車体ボロボロ、エンジンぷすんぷすん状態です(なにそれ)。仕事の本ばっかりで、めっきり小説を読む時間が減。もしかしたら引っ越しして続編するかもです。

※since 2008.2.17

※オリジナル物語サイト、始めました。『ことあら』(リンク欄からどうぞ)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア
フリーエリア
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。