コンテントヘッダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
コンテントヘッダー

東嶋和子 『メロンパンの真実』 

メロンパンの真実 (講談社文庫 と 49-1)メロンパンの真実 (講談社文庫 と 49-1)
(2007/02/10)
東嶋 和子

商品詳細を見る


3日ぶりにバイトに行ってきました。

脅威の3連休シフト、嬉しいんですが給料日が心配です。
苦あれば楽あり、楽ありゃ苦あり。
そんな言葉がほろほろと身に染みる、今日この頃です。(何いってんだ)

ところで、月見はとあるスーパーで、主にレジ打ちのお仕事をさせてもらってます。
その店の片隅に焼きたてパンコーナーというのがあるんですが、そこでいつのまにか新作が出てました。

メロンパン。チョコチップメロン。抹茶メロン。おお--!!(何?)

何を隠そう、メロンパンが大の好物の月見さん。
メロンパンが自分のレジを通過するたんび、「あーメロンパン・・・。だれか恵んではくれまいか」なんていやしいことを考えてたり。(いやしすぎだよ)

そんなこんなで、今日はメロンパンにまつわるとっておきの本をご紹介。
その名も、

東嶋和子 『メロンパンの真実』 講談社文庫

なんつーダイレクトなタイトル!まさに直球!!
それゆえに、メロンパン好きのあなたさまの心をがっちり掴んで離さない1冊です。(何の宣伝だおまえ)

さて、肝心の中身はというと。

みんな美味い美味いって食ってるけどさ、そもそもメロンパンってだれが発明したのさ?」という素朴な疑問から取材を始め、著者の東嶋さんが全国各地を飛び回り、町の有名パン屋さんや、パンの有名会社、メロンパンサイト(そんなのがあるのか!)の管理人さんにまで話を聞いたり、協力してもらったりで、すったもんだの苦労の末にその結果をまとめた本。

・・・なんかいつにもまして雑な紹介になってしまいました。ま、それはともかく。

本編ではメロンパンの歴史に限らず、あんぱん、ジャムパンといった個別の定番パンから、パン全体の歴史まで幅広く、丁寧に解説されています。
いってみればパンの雑学帳。
たとえば地域によってメロンパンの呼び名ってぜんぜんちがうって、ご存知でした?
サンライズとか、コッペパン(え?!)とか。
ここだけ読んでも、すんごくおもしろいです。

もうひとつのみどころは、なんといっても「取材の旅=食べ歩きの旅」でもある点。

取材がてらに東嶋さんのぱくついた、美味しいと評判のメロンパンの数々が、なんと写真つきで紹介されてます!
おまけに巻末には本編で紹介されたメロンパンはじめ、全国各地の有名メロンパン店の詳細つき!
あーなんて読者想いの本!!まさに涙もの(???)です。
(だけどまあ、カラー写真じゃなくてほんとに良かった、カラーなんて写された日には食い意地はりまくりの月見まで全国メロンパン食べ歩きの旅に出かねないし)

月見は通学途中の駅でこの本を買って大学の空き時間に読んでたんですが、その結果。

どうにもこらえきれず、次の講義がせまるなか走ってメロンパンを買いにいくはめになりました。昼食後にもかかわらず。(おいこら)

だってですね、ぶっちゃけすんげー美味そうなんですよ、モノクロ写真といえど。(力説)

この本は昼食どきに、なるべく美味しいメロンパンを片手に読むのがベスト。まちがっても夜なんかに読んじゃいけません。(いわずもがな、夜間の間食→体重を直撃)

ところで読んでから知ったのですが、著者の東嶋和子さんという方は、(よくわからないんですけど)科学系のジャーナリストさんだそうです。

あーそうなんだ、と納得。

冷静で、けれども気の利いたユーモアがたっぷりで、とっても楽しかったです。

そんな東嶋さんの人柄も、この本の魅力のひとつかもしれません。

長々うるさく書きまくりましたが、とにかくオススメです!
スポンサーサイト
コンテントヘッダー

加納朋子 『てるてるあした』

てるてるあした (幻冬舎文庫 か 11-2)てるてるあした (幻冬舎文庫 か 11-2)
(2008/02)
加納 朋子

商品詳細を見る


「てるてるあした」を読み終わりました。
単行本2回読んで、さらに文庫版読破なのでこれで3度目。
今日はいつもみたく長たらしい前置きなしに、早速感想を書き始めます。

それまで、私には特別なことなんて絶対に起こらないと思ってた。特別なことは、特別な人だけに起こるんだと思ってた。だけどやっぱり、それは起こったのだ(本文より)

主人公は雨宮照代、15歳。
裕福で、けれど浪費家で、自分のこと以外は常に二の次な両親を嫌いつつも、志望の高校に合格して満足感に浸りきっていた。
けれどその矢先、両親の浪費癖が災いし雨宮家は一転、多重債務状態に陥ってしまう。
もちろん、照代の高校進学なんてできない。
愕然とする照代をよそに両親は早々に夜逃げ決行を決めたけど、照代は両親とは別に遠い親戚の家に預けるという。
けっきょく照代はひとり、佐々良(ささら)という、およそ聞いた事もない田舎町の、会ったこともない鈴木さんというひとに会い、居候を頼むことに。

けれどこの鈴木久代っていう元教師のおばあちゃんがまた、「閻魔」だの「魔女」だの言われるくらいすんげー厳しいひとで。
わがままでひねくれ娘の照代とはいつも衝突してばかり。
それどころか、佐々良で出会ったひとたちともなかなか打ち解けることもできない。
そんな中、照代のもとに差出人不明のメールが届き始める。

てるてる あした。きょうはないても あしたはわらう。

不思議な思いを抱えながらも毎日ふくれていじけて、それでも時々は少し笑ってと忙しい照代のもとに、今度はなんと小さな女の子の幽霊までもが姿を見せて・・・!

はたしてメールの送り主はだれ?
照代の前にだけ姿を現す、女の子の幽霊の正体は?

長くなりましたが、こんなお話です。

メールの送り主。女の子の幽霊の正体。

もう何度も読み返して、あらすじはもちろんすべて知っているのですが。

照代がすべてを知ったとき。

照代を守る温かい真実と、過去に起きた、ひとつの凄惨な事実を知ったとき。

そしてもうひとつ、鬼のようにこわい、久代さんの本当の気持ちを知ったとき。

物語の中の照代と同じように、驚き、愕然として、泣きました。

「人が他人を助けることなんてできると思うなよ」っていうのは、ある人が月見にしてくれた話。

どんなに時間が経っても、けして癒えることのない傷。

ひとの温かさは、陰惨な過去を変えることなんてもちろんできないし、もしかしたらひとを助けてあげることもできないのかもしれません。

それでも。

それでも、だれかがいないと、生きてゆけなかったと思います。

第1話の「春の嵐」から、最終話の「実りと終わりの季節」まで。

その間で、照代をはじめ、いろんなひとの膨大な想いや過去、今、そして未来がつづられている。

マンガにしろ小説にしろ、本ってほんとにすごい。

加納朋子さん。

こんな素敵な物語を書いてくださって、本当にありがとうございます。
コンテントヘッダー

こうの史代 『こっこさん』

こっこさんこっこさん
(2005/02/10)
こうの 史代

商品詳細を見る


さっき犬の散歩から帰ってきて、いそいそブログ更新中の月見です。

今日はちょっと変り種の、こんな本をご紹介。大好きなこうの史代さん作品、2冊目です。

こうの史代 『こっこさん』 アクションコミック(双葉社)

じつは今日は別の本をご紹介するつもりだったんですが、犬の散歩で公園に行ったら気が変わりました。

公園に、ハトがいました。

おーハトだわー、かーいーなー(可愛いなー)と、眺めてたんです。

そーいや最近のハトって厚かましいわなー、自転車きても避けないし(けっきょくこちらがよけて通る)、なんてなことを考えてて、思い出したのが『こっこさん』。

小学生のやよいと、道端で出会ったキョ-ボーですんげー厚かましい、けれどなぜか愛らしいにわとり、こっこさんの、まったりのんびりライフです。

(と、ここまで書いた時点で手が止まってしまう月見)

なんでしょう。

ぶっちゃけた話、昨日の「紅蓮女」みたいに読みどころ満載!って話ならわりと感想も書きやすいんですが。(ぶっちゃけすぎだ)

今日はむずかしいです・・・。 ほんとに「なんでもない毎日」なんだし。

でもですね、なんでもない毎日が繰り返し繰り返しあって。

ところどころでひょっこり顔を見せる小さな幸せがあって。

そんなときは、すんごく大事なものに出会えたような気持ちになります。

こっこさんって、ほんとに厚かましくて乱暴で、そのくせいっつもやよいの後ろを付いてきて、はっきりいってぜんぜん可愛げなんてないんですけど。

だっていうのに、なぜかものすごく可愛いんです。すんごい不思議なことに。

なんでしょう、この魅力。 
・・・やばい、説明できない。。。(こら)

そーいえば月見の小学校にもにわとりっていたっけ。
ピーターとボス。白色と、ちゃぼでした。

どっちもけっこう暴れん坊で、でもときどき大人しくなでさせてくれたりして。

ほんのり伝わってきた、にわとりの体温。

「にわとりの体温って、ちょうどこの本くらいの温かさです」(帯より)
↑ほんと、そのとおりです。

『さんさん録』の感想でも書いたんですが、こうのさんの書く、なんてことない日常ってすんごく
あたたかい。(だからよけいに、初めて「夕凪の町 桜の国」を読んだときの衝撃は相当なものでした)

そんな中で気に入ってるのは、こっこさんがやよいに砂をばさばさひっかけながら掘り出した小さな鈴を、無愛想にさしだす場面。

ちっちゃな温かみって、もしかしたら=特大の温かみなのかもしれません。

とにもかくにも、あーしあわせだねー、って気持ちをたっぷりと分けてもらえますよ。

とっても素敵な本です。

ひざのうえでぐっすり眠る犬(名前はこっこ。ミニチュアダックスのオスです)の温かみと、重さに苦戦しながら(ひざの血液の流れが止まるんです)、今日もなんとかブログ更新した月見でした。

それでは、また!
コンテントヘッダー

上甲宣之 『コスプレ幽霊 紅蓮女』

コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (宝島社文庫 603) (宝島社文庫 603)コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (宝島社文庫 603) (宝島社文庫 603)
(2008/01/11)
上甲 宣之

商品詳細を見る


なんか最近迷惑書き込みが続いてて。
このブログってエロ業者しか来ねーのか?とか、じつは半分本気で凹んでたんですが。

ひょんなことから、このブログを読んでくれたという方が連絡をしてくださって、
月見、完全復活!と、あいなりました。(単純)

なんていうか。
読者さまのありがたみが、ものすげーよくわかりました。

ところで、今日は1日あめ降りのようです。なんかじめじめしてます。
いつもどおり唐突ですが、 「じめじめした感じ」 から思い出した本がこちら。

上甲宣之 コスプレ幽霊 紅蓮女 宝島社文庫

なんで「じめじめ」 → 紅蓮女 を思い出すのか。
単純に、主人公がめちゃくちゃジメジメしたひとだからです。

主人公、辺倉史代は、内気で臆病で、はっきり言えばちょいとジメジメした女教師。

そんな彼女の唯一の生きがいは、巷で有名になっている恐怖の怪人・紅蓮女の変装をして、夜道を行くひとを驚かせる、というもの。
(紅蓮女 → 昔の恋人に焼き殺されそうになった女が錯乱。自分に火をつけた恋人を探して、今もさまよっている、という内容)

主人公のすごいところは、ただ単に変装するだけでなく、わざわざ何年間もかけて紅蓮女用の技まで体得しているというから、筋金入りです。(すごいところはこれだけではないのですけど)

そんな紅蓮女・辺倉史代が、数々の怪事件に遭遇して・・・、というお話です。

連作短編集で、1話ごとに「紅蓮女VS××」みたいなタイトルがついてて、なんかおもしろそーだなって読み始めたら止まりませんでした。
(ちなみに第一話は「紅蓮女VS口裂け女」)

全体は、ときどき怖いけど基本はコメディータッチ。

そうかと思えば、ときどきすんごく切なくなったり。
(他人に対して臆病な辺倉史代が、ときどきふっともらす呟きとか)

月見は最初のほうを爆笑しながら読んでいて、途中で思わずぞくっ、ってなったり、ときおりめちゃくちゃ切なくなったり。
有名どころのマンガで言えば、「地獄先生ぬ~べ~」みたいな感じです。

数々の怪異に遭遇した亡霊・紅蓮女が、いつしか望霊・紅蓮女に変わり、炎の中に消えてゆくまで。

それと終章、紅蓮女亡き後の辺倉史代の姿に、すんごく驚かされました。(ていうか「辺倉史代」ってそういうことだったんだ!という2重の驚きもあり)

読みどころ満載で、とてもオススメ!

「コメディーはちょっと・・・」って方も、斜に構えずに読んでみてください。
読んだ後に、不思議とすごく元気が出ます。
コンテントヘッダー

佐原ミズ 『マイガール (1)』(~続刊)

マイガール 1 (1) (BUNCH COMICS)マイガール 1 (1) (BUNCH COMICS)
(2007/04/09)
佐原 ミズ

商品詳細を見る


昨日バイトの帰りにほくほくしながら本屋へ行ったのですが。

『ナラタージュ』置いてないんでやんの。(爆死)

あーさよか、ここ田舎だかんね、まだ発着してないんだわーって思い直して、
店員さんに『すみません、昨日角川文庫から発売のナラタージュって本いつ届きますかー?』ってにこやかーに聞いたら

「あーすみません、うちでは仕入れないですね」

ショック死するかと思いました。(おおげさ)

え? ナラタージュ仕入れないの? 200×年度(←忘れた)の恋愛小説部門第一位で、小川洋子さんも絶賛の名作ですぜ? つーかずっと文庫化されるん待ってたんだぜうちは!!

という月見の心の叫びもむなしく、それでは、と持ち場へ戻る店員さん。月見とちがって忙しいのです。

傷心の月見がボロボロのままで帰宅するはめにならなかったのは、ひとえに帰りがけに偶然見つけた、この本のおかげです。

佐原ミズ 『マイガール (1)』 BUNCH COMICS(新潮社)

主人公は、笠間正宗、23歳独身。

かつて最愛の恋人・陽子を亡くした彼は、ある日コハルという、幼い少女と出会う。

初めて出会ったコハルは、陽子が正宗に内緒で育てていた実の娘だった。

大切なひとを失って傷ついたままのふたりは、親子になって新しい生活をつくってゆく、というお話です。

やばいです。ものすげー泣ける。それも「しあわせ泣き」。

最愛のひとを失ったかなしさと、それを包み込むあたたかさ。

コハルの良い父親に、良い親子になろうって正宗くんの想いとか、
正宗を気遣うコハルちゃんの想いとか。

大切な陽子さんはもういないけれど、それでもふたりで生きてゆける。

それでもさびしいときは、おたがいの知らない陽子さんをひとつ話そう。

届かないお月さまの下でかわしたふたりの約束。

大切なひとを忘れずに、いつまでも大切に。

それはときにつらいことだけど、ふたりでいればきっと・・・。

「せつなくて、あたたかい。 あたたかくて・・・涙溢れる」(帯びより)

まちがいなく、宝物になれる本。

出会えてほんとうによかったです。

ちなみに、2巻ももうすぐ発売だそうです。

「僕なんかで・・・ いいんでしょうか」
「行ってみれば分かるわよ」 (本文より)


(後で聞いたら、ナラタージュは別の小さな本屋さんで、近く入荷するとのことでした。今からとても楽しみです)
コンテントヘッダー

島本理生 『生まれる森』

生まれる森 (講談社文庫 し 75-3)生まれる森 (講談社文庫 し 75-3)
(2007/05/15)
島本 理生

商品詳細を見る


まずはビックニュース。

角川書店から、『ナラタージュ』と『コイノカオリ』の文庫版が出るそうです

待ってました! 即買決定!!

とはいえ、給料日10日後にして早くも金欠な月見。

今日もバイト帰りに預金通帳を持っていそいそと銀行へ、その後本屋へ出向くのです。

ちなみに、『ナラタージュ』は単行本で一度読んでいて、月見が島本理生さんの作品にはまるきっかけになった本なのですが。

月見はこちらのほうが好きです。

島本理生 『生まれる森』 講談社文庫

主人公は、大学生の野田。

塾講師のサイトウさんとの関係の終わり。

中絶した、サイトウさんのではない子ども。

両親との関係もぎくしゃくして居場所がない。

そんな野田が、部屋をしばらく留守にするという友人、キクの部屋を借り1人で住み始める。

友人キク、素敵なキクの家族、開かれなかったドアをたたくキクの元恋人、近づけない両親。

いろんなひとと関わって、また立ちあがる、一夏の物語。

失ったもの。静かに壊れた感情。立ちあがれない時間。

そして何より、それらを否定せず、ゆっくりと癒してゆく感覚。

主人公、野田の感情の動きもだけれど、野田のまわりのひとも、島本さん独特のほの暗く、静かな文章でとても丁寧に書かれていて、読んでると、なんかそのまま物語に沈んでゆくような気がして。

読後、どことも知れない奥底から浮かび上がったような、とても不思議な気持ちになりました。

なんとなく、小川洋子さん、栗田有起さんあたりの作品がすきなひとにオススメです。
コンテントヘッダー

こうの史代 『さんさん録(1)』(~2巻・完結)

さんさん録 (1) (ACTION COMICS)さんさん録 (1) (ACTION COMICS)
(2006/03/11)
こうの 史代

商品詳細を見る


ブックオフで買い物してから何気なくレシートを見たら、いつのまにかTポイントが170ポイント(100円の買い物ごとに1ポイント)もたまってました。

・・・じつはこのカード作ったの4ヶ月くらい前。

よーするに。

4ヶ月で、それもブックオフで、いつのまにか1万7千円も本を買いまくってたというわけで。

ビョ-キだな、って思いました。(どーりで給料の減りが早いわけだ(?))

というわけでこんにちは、月見です。

常連の方(いるのか?)はお気づきかと思いますが、過去記事を少しばかり修正しました。

前回まで文字ばっかり → 商品画像もつけてみました。

ついでにブログタイトルも、月見雑記 → 月見の本棚 に変更。

常連の方(いないとかゆーな)、初見の方、今後ともよろしくお願いします。(深深と、礼)

バイトが休みだったので、久しぶりにブックオフに行きました。

今日はずっと前から欲しかった本を見つけました。

こうの史代 「さんさん録 (1) 」 アクションコミックス 双葉社

こうの史代さん作品で一番有名なのはたぶん「夕凪の町 桜の国」(← 一度読んだら忘れられない本です。必読)でしょうが、月見の一番好きなこうのさん作品はこの「さんさん録」(2巻完結)です。

主人公は奥さんに先立たれ、主夫としての人生&息子一家との同居生活をスタートさせた、参平さん、もとい、さんさん。

とはいえ家事の経験など欠片もないさんさん。

そんなさんさんが頼るのは、亡き奥さんの残してくれた1冊のノート。
その名も、「さんさん録」。

さんさん録は、一言で言えば「生活の知恵ノート」みたいなものです。

今は亡きさんさんの奥さん、おつうさんが「この世でわたしの愛したものたちがあなたの力になりますように」という願いを込めて残した1冊のノート。

新米主夫、さんさんは、おつうさんの想いのつまった1冊のノートをたよりに、第二の人生をスタートさせてゆく。

なんてことない日常、生活というものをここまでいとおしく見せてくれるマンガ家さんって、月見はこうの史代さん以外に思いつきません。

あと、さんさんの周りの、どこにでもいそうでじつはすんげーアクの強くて素敵なキャラクターたち。(月見の一番好きなのは孫の乃奈。虫好き。さんさんを「じーさん」と呼ぶ、小さな変わり者。あと、ジャジャ馬仙川さん)

不器用じいさんのさんさんと、個性的な仲間たちとのどうってことない日常。

でもものすんごく笑えます。

日常の小さなおかしみ。それがとってもおかしくて、ときどき少しせつなくて。

読み終えたら、生活って素敵だな、って思う。

なんにも特別なものなんてないけれど。

こんなにいとおしくなる。

無事に繰り返すことができてるなんてことない日常のように、何度でも読みたい本。

あーもう、めちゃくちゃ好きです。

こうの史代さんの作品、味読の方はぜひ読んでみてください。

終わり。
コンテントヘッダー

Cocco 『南の島の星の砂』

南の島の星の砂南の島の星の砂
(2002/09/27)
Cocco

商品詳細を見る


バイトの帰りにスーパーに寄ったら、なぜかCD100円セールをやってました。

ほーどれどれ、なんぞ掘り出し物でもないかのーと、まるで骨董市に集まる老人のように眺めてたら月見的にはすんげーお宝!!な品を発見して飛びあがりました。

Coccoさんのシングル 『けもの道』。 もう1枚は、『羽根 lay down my arms』

夜8時近くのスーパーの片隅で、感激のあまり手が震える始末。

コーラとベルギーワッフルと、CD二枚を買ってほくほくと帰宅しました。

というわけでこんにちわ、月見です。

なんで月見がそこまで狂喜するのか。(もちろん安いから、というのもありますけど)

Coccoさんファンの方ならピンとくる方も多いのではないでしょうか。
(ヒント → 真夏の西瓜、つめたい手、箱舟。 あと『焼け野が原』のシングルも)

ま、よーするにお宝見つけてめちゃめちゃ嬉しかったんです。

本当ならここで『月見、Cocco音楽を(勝手に)語り尽くす!!』みたいな展開にしたかったりするんですが。
ぶっちゃけ音楽のことなんて全然わかんねーし、『これいーよ、すんげーいーよ!!』くらいしか言えないので、止めます。

そのかわり。

今日はちょっと毛色のちがう本をご紹介。

Cocco 南の島の星の砂 河出書房新社

Coccoさんが活動休止中に執筆した、絵本です。

南の海の美しい島に住む生き物たちと、嵐と、星の砂の話。

もうね、知らずため息がでるくらいきれいな絵本なんです。

しかもこの絵、信じられないけれどクレヨンで描かれてるらしいです。(特殊な技法を用いているそうですが)

それと、文章。

静かできれいで、少しさびしい、でもとっても温かい。

絵本で泣きそうになったことって、後にも先にもこの本だけだろなって思います。

小さい子じゃなくても、一度読んだら宝物になりそうな絵本です。

月見の持つ、数少ない絵本の中の1冊。

続編(?)、南の島の恋の歌も、併せてオススメ。
ひたすらの明るさとか、愛情だとかがたっぷりつまった、こちらも素敵な絵本です。

なんだろ。

Coccoさんが生きてる時代に生きれてよかったって思う。

おおげさですか?

でもおおげさなくらい、どこまでもうれしいんです。

終わり。
コンテントヘッダー

星野博美 『銭湯の女神』

銭湯の女神 (文春文庫)銭湯の女神 (文春文庫)
(2003/12)
星野 博美

商品詳細を見る


あれそこまでおもしろくねーよ、だいたい単純じゃねーかなんて毒舌吐きながらついつい毎回見てしまうのは、『斎藤さん』水曜夜10時。
よーするになんだかんだ言いながら、ちゃっかりはまってるじゃねーか、オレ。

・・・ハイ。

というわけでこんにちは、月見です。

なんでしょーか。

最初に斎藤さん見たときは、「たしかに正しいけどさ、そんな単純にいかねーよ実際」なんて思いながら見てたんですが。

ドラマの方も全然月見の思ってたような単純な話ではなく。

いつのまにやら引き込まれてしまった月見です。
あれって、女優さんとか脚本家さんたちとか、物語自体の持ってる力なんでしょうね。
すげーな。

ところで昨日の『斎藤さん』で、真野の旦那さんが「斎藤さんも迷いながら、それでも勇気出してやってる」みたいなことを言ってて、それで思い出した本がこちら。

星野博美 『銭湯の女神』 文春文庫

写真家・作家の星野博美さんのエッセイです。

星野さんの有名な著作に、転がる香港に苔は生えないっていう本があるのですが、これは返還前後の香港から戻ってきたあとに書かれたものです。

いとしい香港から戻ってみれば、異和感のなかに生きる私がいた(内容紹介より)

この本ではそんな星野さんの目から見えた東京が、39編のエッセイを通して語られます。

100円均一の品物たちについてのくだりなんか、ものすごく考えさせられました。
それでも買うんですけどね、安いから。

「肩に力が入りすぎ、道徳の教科書かケーモ-系論壇誌のようだ」、なんて言い方をするひともいましたけど、月見はこの本、かなり好きです。

見落としたり見ないふりしてしまうもの。
そんなものこそきっちり見据えるという物の見方もそうですが、
「迷いながらも勇気~・・・」ってくだり、星野さんって斎藤さんに少し似てる気がします。

こういうすすめかたをするのも変ですけど、斎藤さん好きなひとにはオススメです。

ていうか真野の旦那さん役のひと = 映画、間宮兄弟の兄貴役のひと だったんですね!

初めて斎藤さんで見たとき、たまらず爆笑しました。「おあ、マミヤだー!!」って。(失礼)

演技上手いですね。とても同じ人に見えない。(当然っちゃ当然なんでしょうけど)

このブログ読んでくださってて、かつ斎藤さんも見てるってかた。

映画「間宮兄弟」を見ることを、すんごくオススメします。

笑えます。もちろん、映画自体もすんごくおもしろいです。

・・・なんか『斎藤さん』の紹介なのか『銭湯の女神』の紹介なのか、はたまた『間宮兄弟』の紹介なのかわからなくなってきました・・・。

・・・・・・。
 
・・・終わり?(終わりです。なんかすみません)
コンテントヘッダー

水木しげる・村上健司 『日本妖怪紀行』

水木しげるの日本妖怪紀行 (新潮文庫)水木しげるの日本妖怪紀行 (新潮文庫)
(2006/07)
水木 しげる村上 健司

商品詳細を見る


ロンドンハーツで、光浦さんが『帰ったときはわざと大声でしゃべる(←ドロボーがいたら怖いから)』って話をしてて、『オレじゃん!』って思いました。

というわけでこんにちは、月見です。

光浦さんじゃないですけど、たとえば誰もいなにのに2階からミシミシミシミシ音がした時なんか、みなさま気になりませんか?

むかし月見の家のアンテナにカミナリが落ちてテレビが見れなくなって、退屈で仕方ないから『リング』借りてきて毎日見てたってときがあったんですが。

そんなときにミシミシ言われると、ぶっちゃけかなり怖かったんです。2階に貞子!それか呪怨くんが!!、なんてありえないのはわかってても。(じゃー見るなよ、って話ですが)

ちなみにそのとき月見はわざわざ包丁持参で二階に点検に行きました。(危ねぇ!)

そんなことを思い出してたら1冊本を思い出しました。

水木しげる・村上健司 『日本妖怪紀行』 新潮文庫

内容は読んで字のごとく、妖怪天国・日本の妖怪図鑑。

日本妖怪の雑学帳って感じです。

なんで天井のミシミシからこの本を思い出したのか。

『家鳴り』って妖怪がいるらしいんです。(『しゃばけ』シリーズでもおなじみですね)
家のあちこちでミシミシ言わす妖怪らしいです。
特に害はないらしいです、たしか。
そんならいーかな、って読んで納得した覚えがあるって、そんだけの理由です。(え?)

とりたてておもしろい!!ってわけじゃないです。
パラパラめくって、いろんな妖怪のイラストを楽しんで、気になったところはじっくり読んで、「へー」とか「ほー」とか感心したり驚いたりする本。

月見は本屋さんでこれを見つけた時点では立ち読みで済ますつもりだったけれど、けっきょく買ってしまいました。

理由 → 大好きなぬりかべが載ってたから。

・・・・・・はい。(何?)

ていうかぬりかべが現れた記録があるなんて話、当たり前ですが初めて聞きました。
『ぬ~り~か~べ~』って、鳴いたかも。

・・・なんか可愛くないですか?(え)

ていうか冷静に考えたら、天井がひとりでミシミシいう → 老朽化とか、いっそ強度偽装?なんてことをまず思うべきですよね。(偽装はちょいとおおげさですが)

勝手なことを言いますが、天井ミシミシ → 家鳴りがいるのかなーなんて思えなくなった現代って、そういうところがちょいとつまんないなーって気がします。

終わり。
コンテントヘッダー

川上弘美 『ゆっくりさよならをとなえる』

ゆっくりさよならをとなえる (新潮文庫)ゆっくりさよならをとなえる (新潮文庫)
(2004/11)
川上 弘美

商品詳細を見る


友人に『いいネックレスじゃん、それいくらしたん?』って聞かれて『んー、180円』と返したら『安ッ、安すぎだよあんた!!』と叫ばれました。

・・・安いのは、オレか?

というわけでこんにちは、月見です。

最近なんかちょっとずつあったかくなってきて、なんか月見のまわりのみなさまは活動的なのですが。

月見は基本のんびり屋、というかぐうたら屋なので、なんつーか『あれもこれもやりたい!』って空気はものすごく苦手です。(けして嫌いではないですけど)

そ-いえばこの前バイトしてて、店長と東京の話をしてたら、『お前には東京は合わんだろうな、絶対』って言われました。
そのとおりです、さすがは店長。
ま、そんなこたーどーでもいいんですが。

今回は、オレは天気いい日は日向でごろごろしながら本読みたいのよー、って気持ちのわかるのんびり屋なひとに特にオススメの本をご紹介。

川上弘美 『ゆっくりさよならをとなえる』 新潮文庫

のんびりゆるやか系のエッセイです。

書かれてるのはどこにでもあるようなちまちましたことばかり。

けど川上さんの目を通してみると、なんでこんなに退屈しないのかなーと不思議です。
なんか読んでると、そのままふらーっと散歩にでも行きたくなります。
いろんな小さなものたちを探しにいくんです、みたいな。

きっと川上さんは、なんでもない小さなことのひとつひとつをとってもあいしてるんだなって思います。
それが文章からふわふわぼんやり伝わってきて、なんかすんごく幸せな気持ちになる。
そういうのって、とても憧れます。

あとね、食べ物についての文章がすんげー好き。
しょうがパンとか、そらまめとか。なんか食べたくなってきます。

後半では川上さんの読んだ本の紹介もされていて、ものすごく満ち足りた感じがします。
(町田庚さんの『耳そぎ饅頭』(←大好きな本!)も紹介されてました。ちょっと意外?)

川上さんファンなら必読。川上さんを知らないひとでも、オススメ。

月見のよなのんびり屋兼ぐうたら屋さんにも、もちろんオススメです。

あー外はいい天気です。
月見はこれから犬と散歩に行ってきますよう。

枯れ葉を踏む音って、なにげにすんごく癒される気がするのは月見だけでしょうか?

終わり。

にほんブログ村 読書日記
コンテントヘッダー

山崎マキコ 『マリモ 酒漬けOL物語』

マリモ―酒漬けOL物語 (新潮文庫)マリモ―酒漬けOL物語 (新潮文庫)
(2005/03)
山崎 マキコ

商品詳細を見る


飲み会の帰りに電車で寝てたら酔っ払いに靴とズボンの上に大量の××を吐かれました。
というわけでこんにちは、月見です。

のっけから汚いお話ですみません。

昨日大学の実験(月見は心理学の勉強してます)終了祝いということで、
友達の家でささやかな打ち上げをしてきました。

唐揚げ揚げておむずび作って、菓子をぼりぼり食いながら酒を飲む。
そんなささやかで、でもとっても幸せな気分になれるよな、そんな打ち上げでした。

余談ですが、高校時代はすんげー周囲から浮きまくって孤立して、
やらせとか悪口とかに往生してしばらくめちゃくちゃになってた月見にしてみれば、
(うわべだけでない)友人と集まって打ち上げなんてこと、
冗談みたいだけれどホントに一時の夢でした。

最初の方の唐揚げ、一部生っぽかったけど、おいしかったです。
みんなみんな、ホントにありがうとねと、小さなお礼をメールに乗せて送りました。

ところで今このブログを読んでくださってるひとの中で、月見のような憂き目にあわれたことのあるってひと、いますでしょうか?

あーいうときって、だれに怒ればいいのかわからなくて困りますよね?

連れのひともいたんですけど、へべれけになった相方さんの介抱で手一杯って感じだし。
なんか気の毒だったんで、ポケットティッシュあげたらすんげー謝ってました。

ここまで読んだら、なんか月見=『他人から服に吐かれたのにキレるどころかティッシュまで差し出すいいひと』、みたいですけど。

なんでしょう。

単に月見もうたた寝起きなうえに、その前に飲んだ友人秘蔵のきっつい梅酒とその他の酒のせいで、あんまり意識がしゃっきりしてなかった、ってだけの話で。

今朝になって、洗っても洗っても靴の汚れがとれなくて、せめてクリーニング代くらいもらえばよかった、
つーかあの野郎、ついでに1発殴り飛ばせばよかったなんて思いました。今更。

前置きがすんげー長くなりましたが、『酔っ払い→ダメ人間』で思い出した素敵な本をご紹介。

山崎マキコ 『マリモ 酒漬けOL物語』 新潮文庫

↓以下、ややネタバレあり

物語の主人公は食品会社に勤務するOL、大山田マリモ。
立派な人になりたくて一生懸命頑張るけれど、不器用なうえうさばらしに酒を飲みまくる癖があり、ついには憧れの上司にも見捨てられていつのまにかダメOLの仲間入り。

そんなマリモの傍らには、いつも坂上くんって同僚がいて、そのひとがこれまた不器用で、けれどそれこそ死に物狂いの一生懸命さで落ち込むマリモを元気づけようとずっとずっと頑張るんですけど。

マリモのこころには届かず。マリモは会社を辞めてしまうのです。

立派なひとになりたいのに、がんばっててもダメ人間から抜け出せない。
わたしはいったいどうしたらいいんだろ?

さ迷うマリモの姿は、けして他人のものではないです。

物語はけしてハッピーエンドではないけれど、読後は少し気が軽くなります。

自分のダメなところ、ダメだらけの自分の姿を掘り返されてぶちまけられた後のような。

こんなやつでももう少しだけがんばれるかも、なんて思えます。

月見にとっての、『へこんだ時の応急処置用の本』っていくつかあるけれど、これはその中の1冊。

必要かな、と思うひとに、届かなかった坂上くんの言葉が届けばいいです。

終わり。

にほんブログ村 読書日記
コンテントヘッダー

はじめまして、はじめました。

契約してから3年くらい放置してたブログくんを、やっと使い始めました。

というわけで、みなさまどうもはじめまして。ツキミといいます。

大学生です。バイトしてます。
マンガ(こうの史代さまとか、志村貴子さまとか)と小説(小川洋子さま、山崎マキコさま、加納朋子さま、町田庚さまとか、いろいろ)、それと天野月子さまの楽曲(特に混沌とか、烏とか)をとてもとても好みます。
↑気が合いそうなひと、このての話をふってくれると飛びつきます。

キューキョク的に面倒くさがりなこの私がどこまで続けられるか見物ですが。

こうしてカチポチ打ってると、なんかブログもけっこう楽しそうですね。
なんかいろいろ(用途不明の)ボタンついてるし。
うん、続くかも。不定期更新なら。

ヒマでヒマで死にそうなひとくらいには読んでもらえるよな、
そんなブログにしたいです。

・・・終わり?
プロフィール

小津りゆ

Author:小津りゆ
3年ぶりぐらいですが、ログイン。夢だった資格をとってそれなりの仕事始まったはいいものの、現実にどっしん追突し、車体ボロボロ、エンジンぷすんぷすん状態です(なにそれ)。仕事の本ばっかりで、めっきり小説を読む時間が減。もしかしたら引っ越しして続編するかもです。

※since 2008.2.17

※オリジナル物語サイト、始めました。『ことあら』(リンク欄からどうぞ)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア
フリーエリア
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。