投稿日:2008-04-20 Sun
![]() | 番線―本にまつわるエトセトラ (UNPOCO ESSAY COMICS) (2008/03) 久世 番子 商品詳細を見る |
本を読む人 作る人 売る人 買う人 守る人・・・・・・
どこもかしこも愛に溢れておりました!!
これはすんごくおもしろかった!!
現役書店員にしてマンガ家の久世番子さんが描く、
本が好きで好きでたまらない!そんな愛すべき本好きさんたちの、溢れんばかりの本への想いをつづりにつづった新感覚エッセイコミック。
本好きさんの中には「本の重さで床を歪ませる」のはもちろん、「本の重みで実家の梁にひびを入れてしまった」強者さんまで、私なんか足下にもおよばないよーなお方がたくさん。
まさに桁外れ。学習机と小さな本棚しか持ち合わせてない私とは格がちがう。
うぐぐ、参りました!あっしの負けでございます!!って感じ。(何の勝負だ)
だからといって、そんな「本好きのなかの本好き」さんだけのエピソード本、というわけではけしてなく。
本好きさんなら「そう、そうなんだよ!」ってうなずきたくなるようなエピソードがずらりと、軽快に描かれてる。
♪丈夫な家を建てていっぱいにならない本棚がほしい〜。
↑これって、本好きさんのほとんどのひとに共通の願望なんだろうし。(←根拠もないのに半分断定)
いつも臨戦態勢の本棚総合司令部は、今日も脳内で「どの本をどの位置に並べるか」、「満杯の領地に奇襲攻撃をしかけてきた新刊本にどう対処するか」といった(本好きさんにとっては)今世紀最大の超難問に頭をかかえてうなってるんだろうし。
番子さんみたいに「カタカナ名前の登場人物はすべて不受理にしてしまう脳内戸籍係」(よーするにカタカナ名前のキャラが多い物語は読めないっていう、たとえば「嵐が丘」を1ページごとに付録の家系図眺めながら「キャサリンまた出てきたし!ねーあんたはどっちのキャサリンだよ?!」って半ばヤケになりながら、やっとこさ読んでた私みたいなひと)なんてのもたくさんいるんだろーし。
そんな番子さん(本好きさん)のおもしろエピソードも大好きなんだけど、あともうひとつ。
「本に関わるいろんなお仕事をしてるひと」に、番子さんと編集さんで会いに行ったりもする。
写植屋さんや校正さんなんてなじみのない職業から、国立国会図書館の職員さんや国語辞典の編集者さんの知られざるお仕事の数々まで、たんまりご紹介してくれる。
こんなひとたちがこんなかたちで本に関わってるだなーって、素直に感動してしまった。
そんなわけで、本好きさんはもちろんのこと、「本好きで、将来なにか本の仕事に就きたいって思ってるひと」なんかにも断然オススメな本です。
久世番子 『番線―本にまつわるエトセトラ 』 新書館 UNPOKO ESSAY COMICS
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