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むんこ 『まい・ほーむ』

まい・ほーむ 1 (1) (バンブー・コミックス)まい・ほーむ 1 (1) (バンブー・コミックス)
(2005/06/07)
むんこ

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父(バカ)がご迷惑おかけしてます

めずらしく4コママンガなぞを購入。
父娘のホームコメディものです。

小学生の舞は小学生にして、家事全般はお手のもののしっかり者。
対する父は、めちゃくちゃ子供(ガキ)で、ピーマン残すわ散らかすわ、
会社にゃ行かんわ舞の遊びにいちいち参加するわで、
そーいうわけで愛想つかした舞の母は出て行ったきり。
時折舞と連絡を取っているようだけれど、本編では未登場。

「娘手ひとつで親父を育て」(クールなツッコミと、主に父が吹っ飛ぶほどの威力を持つ蹴りで)、
でもなんだかんだで意外と仲良しなふたり家族のホームドラマ、バイオレンス入り。
裏表紙からして舞が親父をおもっきり蹴り飛ばすシーンなのだから、
「ほのぼのファミリー漫・・・」と作者が言いよどんだのも無理もないかと。

でも意外におもしろいんだこれが。
バカ親父にクールかつバイオレンスにツッコミ入れるしっかり娘、
ほぼ基本パターンの繰り返しなんだけど、なぜだか飽きずに終いまでけっこう笑えた。

ふたり家族のがやがやにぎやかな毎日に、同じふたり家族の寂しげな一面に。
「家にいない母との連絡」他、時折こんなシーンが「ふたり家族」に見え隠れする。
そんなときに、ひょこっとバカ父がいいとこ見せてたりして(一瞬だけど)、
意外と意外と、これもけっこーいい感じの父娘なのかなーなんて思ったり。

和むにはちょいとバイオレンスすぎるけど、気楽っつーか気さくで好き。
あんまししんみりしすぎてないし、せりふは意外と少ないんだけど、
読んでてしみじみ、こいつは楽しいねえって気分になれる。

てなわけで、最近手持ち無沙汰になるとたいていこれ読んでます。(もちろん、2巻も注文済み)
でもそろそろ小説、なんか読もうかな。

むんこ 『まい・ほーむ』 バンブー・コミックス
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孔枝泳 佐原ミズ『私たちの幸せな時間』

私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra)私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra)
(2008/12/09)
孔 枝泳

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殺人現場を目撃した人は死刑執行の存続を・・・
死刑執行現場を見た人は廃止論者へ・・・

人の出す答えには結局エゴが含まれていて

どなたか偉い方が
それでもいいとおっしゃって下されば

こんなにも悩むことはないだろうに・・・。
 (「THE 6TH MEETING 秘密の手紙」より)

3度目の自殺未遂の末病院で目覚めた、元ピアニストの女、樹里。
そんな彼女を訪ねてきたのは、教誨師をしているモニカ叔母。

「会ってくれない死刑囚がいるの」

叔母のいうその死刑囚は、3人を無差別に殺し、何度も自殺を図っているという男、佑。
「吐き気がする」とののしられても拘置所を訪れる叔母の行為。
それは偽善にしか見えないが、叔母は確かに孤独を知っていると、知っている樹里。

3度目の佑と樹里の出会い。
断ち切れない憎悪と嫌悪の結果訪れたそのときに、樹里が佑にぶちまけってしまった、
14年間誰にも話せなかった秘密。

来週の木曜10時・・・
まだ俺が生きていたら来て下さい


その日の帰り、佑は樹里に、そう言った。

佐原ミズさんの最新刊、という理由だけで衝動買い。
無差別殺人を犯したとして死刑を待つ男と、過去の傷、そして消えない憎悪と嫌悪から
3度の自殺未遂をした元ピアニストのラブストーリー。

なんだかんだいって最後はやっぱし泣けてしまって、
けれど自分の中でも賛否両論って感じだけど、読めてよかったと思う。

キリスト教の教えというか思想が、けっこう目立つ物語。

たとえば、「憎しみからは何も生まれない」とか、「あなたのためにも赦してあげなさい」
なんて言葉は、言うだけなら簡単なもの。
だからといって、それがぜんぶ真っ向から相手にもできない、価値のない言葉といって
捨ててしまうのも、簡単なこと。

別に難しければいいなんてことじゃなくて、安易な言葉はけして使えないと思った。

感動したけど賛否両論、なんて曖昧な感想にとどめてしまったけれど、
けれど私にはまだそれ以上のことが言えない。

「朝を迎えるたび死を覚悟して生きている」死刑囚がいるというなら、
もう二度と朝を迎えることすらできなくなったひとがいるということ。

最後に手にした「生きたい」という幸せな時間は、有無を言わさず断ち切られる。
こういうの、因果応報っていうものなんだっけ。

是非なんてやっぱりどうしてもわからないけれど。
生きたいと想う気持ちが消されることは、きっとこの世で一番悲しいことと想った。

孔枝泳 佐原ミズ『私たちの幸せな時間』 Bunch Comics Extra

追記。
拍手合計がいつのまにか100を超えていました!
名前は残っていなくても、1個1個の拍手、残らずたしかに受け取ってます。
押してくださったみなさま、本当にありがとうございます。
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更新お知らせ。

『ハロー・インコール』更新しました。

1ページ完結の、ショートストーリです。
お時間ある方、よかったら寄ってみてください。

(http://www.geocities.jp/slightry_drunk_rat/monogatarinohako.html) 
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片川優子 『ジョナさん』

ジョナさんジョナさん
(2005/10)
片川 優子

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「なんだっていいじゃん仮の名前なんだから。じゃあもうジョナさんにしたら?ジョナが名前。さんは敬称」
「ジョナ・・・・・・」
「ファミレス思い浮かべるからいけないのよ。かもめのジョナサン思い浮かべればかっこいいじゃん」

(「命名、ジョナさん(仮)」より)

来年に受験なるものを控えた高校二年の女子、チャコ。
一番の友人のトキコは、チャコよりも頭がいいのに早々に受験戦争からの離脱を宣言し、
なんだか支えを失ったような気持ちでそれを受け入れるチャコ。
そんな中、半年前に亡くなった(そして家ではもう禁忌とされている)おじいちゃんの愛犬ギバちゃんを
これまたおじいちゃんの好きだったゲートボールを見に連れていってやる日曜日。

「そんなにつまんないなら帰っちゃえばいいのに」

後ろからきれいな声がして、それがジョナさん(仮。おそらくは大学生。後にトキコが命名)との出会い。
ジョナさんを想う気持ちが元気をくれるけど、毎日の出来事はそれだけで元気でいられるほど
簡単なものではぜんぜんなくて・・・・・・。

やってきました2009年、記念すべき(?)読了本一冊目!
あの「佐藤さん」の片川さんの、今度は高校在学中の作品だとか。
にしても、あいかわらずなんて素敵な物語を書くひとなんだこのひと・・・・・・!

大学入試だとか、将来だとかいうものが、そろそろ目の前をちらつきだして焦る主人公・チャコ。
その友人、性格はひどいけれど正義感が強く、頭もよくて顔はかわいいトキコ。
でこぼこコンビっぽいふたりの女子の、進んでいく日常を書いた物語。

チャコの本当の初恋の物語、だけあって、チャコのジョナさんへの想いが
傍から見ててくすぐったいくらい身にしみて、それをクールにいなすトキコとのやり取りも
読んでてすっごくおかしかった。(けれどあまりに的を射てるトキコのせりふに、チャコでなくてもグサリとくることもあったりする。私の、少ない体験からしても)

もうひとつ。
一見軽やかな恋愛話に見えて、じつはそちこちに深刻で重たいテーマが据えてあるのは、
前作、「佐藤さん」と変わらず。
母子家庭のトキコの事情とか取り巻く周囲の反応とか、チャコの家の、禁忌となってるおじいちゃんのこととか、トキコが機嫌が悪くなってる理由とか、自分の前にあるものに向き合うこととか。
(「ジョナさん」と名前のつく初恋の物語ではあるけれど、読んでると視線はどうしてもこちらに行ってしまいがちになる。もちろん、そこにもジョナさんはかかわってくるのだけれど)

1章目の「命名、ジョナさん(仮)」から始まり、最後の6章「幸せになりなさい」までつづくこの物語は、
そんないろんな感情とか関係性とか出来事とか想いとかを、まるごと抱えて向き合ってる、
読んでるとそんな気が、すごくした。

あきらめることは簡単で、でもそんなきれいごとを言ってしまうのもけっこう意外と簡単で。
けれど実際そんなふうに思ってても、お互いに全編通してかかわりあって、そんで成長してくチャコ(と、もしかしたらトキコも)の姿はやっぱりとってもまぶしいやって思う。

「あんた、すごい不器用だから。いろんなことをひとつひとつ片付けるのにすごい時間がかかって、はたで見てるこっちが歯がゆくなるくらい一生懸命だから。そんなふうに世渡り下手な人間が幸せになったら、たぶん救われる人がたくさんいると思うから」

親友という言葉は本編中には出てきてないけど、このふたり、
たぶん一生友達でいられるんじゃないだろうか。
相変わらず憎まれ口をたたきあいながら、けれど相手の幸せを、強く願いながら。

何気に憎まれ口をたたくのが好きな私はこんな関係がものすごく好きなのだけど、
けっこうオブラートとかなんとかにくるんだり見ないふりしたりで
チャコじゃないけど見落としたものもけっこうあるかもしんない。

見えないつもりから正面からかかわることへ舵を切ったチャコもトキコも、
読後の私にとってすんごく素敵でまぶしくて、まるで自分の仲間のように思える大切な存在。

片川さんの次回作は、大学生になった片川さんが書く、大学生主人公の物語。
今日はバイトの残業が長引いて、おかげで本屋が閉まってて注文できなかったけど、
明日早速行って注文予定。今からものすごく、もう楽しみでたまらない。

片川優子 『ジョナさん』 講談社(単行本)
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姉妹サイト。

姉妹サイト、とりあえずできました。

http://www.geocities.jp/slightry_drunk_rat/toppagelitorubai.html 『ことあら』
まだまだ未完成で不備も多いですが
今日からオリジナルの物語置き場として、使っていきます。

お時間のある方、一度のぞいてみてやってください。
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またお知らせ。

ここの姉妹サイトを作成中。

今度はオリジナルの物語サイト。

『琴と嵐と泥雪と』、加筆修正版、掲載予定です。(投稿屋さんにはすでにありますが)
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新年挨拶と、お知らせ。

明けましておめでとうございます。
相変わらずののんびり更新となりそうですが、今年もよろしくお願いします。

ところでお知らせです。
こちら↓の小説投稿サイトさまに参加することにしました、というかしてます。
(「小説&まんが投稿屋さま」)

ペンネーム(なんていうとくすぐったいですけど)はここと変わらず、月見です。
少しでも、欠片でも、粒でも、ミクロでも!(←うるさい)興味を持っていただけたなら、
作者の名前検索フォームから飛んで読んでやるとうれしいです。
(^^)

また、参加しているサイトさまの規約上、
小説投稿屋さま内で感想コメントなどをされる場合は、アドレス、記事内容など、こちらのブログについての話題を出すことは一切ご遠慮ください。
(↑面倒ではあるので、このブログに物語の感想を書いてくださってもかまいません。いずれもどうぞお気軽に)

とりあえず一話だけ、今は載せてきました。
ここのブログの名前の素になった、「琴と嵐と泥雪と」という物語です。

なんか投稿してからこっち、「・・・やっちまった?」みたいな、
なんかすんごく身の程知らずな気分なんですが(オイ)、
時間のあるとき、少しでも楽しんで読んでいただけたら、と思います。

それでは重ねて、今年もどうぞよろしくお願いします。

月見
プロフィール

小津りゆ

Author:小津りゆ
3年ぶりぐらいですが、ログイン。夢だった資格をとってそれなりの仕事始まったはいいものの、現実にどっしん追突し、車体ボロボロ、エンジンぷすんぷすん状態です(なにそれ)。仕事の本ばっかりで、めっきり小説を読む時間が減。もしかしたら引っ越しして続編するかもです。

※since 2008.2.17

※オリジナル物語サイト、始めました。『ことあら』(リンク欄からどうぞ)

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