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野村宗弘 『とろける鉄工所(1)』(~続刊)

とろける鉄工所(1) (イブニングKC)とろける鉄工所(1) (イブニングKC)
(2008/11/21)
野村 宗弘

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いろいろあるけど おもしろいのですよ 溶接

とある山奥にある小さな鉄工所、のろ鉄工。
そこで働く溶接工5年目の北さんを中心に、溶接のお仕事の(半分くらいシャレにならない)「いろいろ」をお伝えしつつ、
それ以上にいろいろ癖だらけの仕事仲間とのかかわりもセットで、全編著者(元溶接工)の溶接愛爆発な漫画。

作中で、合コンに惨敗した吉川(北さんの後輩。ナルシスト。でも女性への免疫0)が「溶接のおかげでみんな便利な生活が・・・」と嘆き、北さんが一部うなづくように、社会貢献度は高いのにほとんど知られていない溶接のお仕事。

読んで・・・過酷・・・なんて言葉が陳腐に見えるくらいの容赦なさ。。
火傷は毎日当たり前、溶けた高熱の鉄の玉(スパッタ)は浴びるように飛び込んでくるし、目が焼けるのも鉄粉が刺さるのも日常茶飯事、40代社員は全員ヘルニア。
あげく北さんの所属する班の班長、小島さんにいたっては、機械の針金が目にささり、痛くないからと引き抜いて(!)失明。それとは別に、操作ミスで巨大な鉄の部品の下敷きになる恐れもあり、さらにはじん肺とも隣り合わせ。
だけれども、

「労災が多いとね 役人が来るからね 自重しなさい いいね」
 (By社長)

せめて健康診断だけでも実施してほしいという北さんのささやかな願いは、たぶん叶わないことでしょう・・・。
・・・まさに知らなかった世界。もうなんか、敬礼です。。
ちなみに、小津の父が設計士なので試しにこの漫画勧めてみたらえらく感激して、すっかりはまってしまい(いろいろと親近感が沸くらしく)今では小津以上に大ファンになってます。それも「小さいところはこんなんやろなあ・・・」と、すごく実感つきのしんみりした大ファン。重みがちがいます。。

そんな環境下でもさすがはプロ、北さんはじめのろ鉄工社員全員(全員キャラがめちゃ濃い・・・)、今日も0時過ぎまでの大残業覚悟で、社長が「みんなのため」にもらってきた大仕事をひたすら片付ける毎日。
たぶん毎日、小島さん(班長)が吉川の根拠のない自信&雑な仕上がりに「わら、吉川っ!!」とブチ切れ、
それに吉川がまたブチ「うるさいタコッ!!」とか切れる中、冷静に仕事する北さんの図が見えることでしょう。
この3人の仕事風景、いつ見てもいい。不謹慎ですが、なごみます(笑)
そういえば益田ミリさんが、「働いているひとが自分の仕事を好きだと見ていてすごくいい」みたいなことをエッセイで書いてましたが、その感じに近いのかも。

それと見どころはといえばもうひとつ、女性キャラ陣。北さんの奥さん、小島さんの娘さん。
2人とも、溶接の仕事に励むダンナさんやお父さんをホントに好いてる(だからそのぶん心配もすることもある)んやねー・・・というのがすごく伝わってくる。
過酷な環境下で仕事するのは、もちろんモノづくりへの思い入れの深さゆえ、というところもあるのでしょうが、のろ鉄工既婚者陣の原動力はけっこうなところ、そんな奥さんや娘さんなのかも。たぶんきっとそうだろなと。

でもね ボロボロ作業着ってね
なかなかカッコええ と思うん


洗濯の手間が何倍にもかかろうと、面と向かってそう言わずとも、ひそかにそう思ってくれるひとがいること。
自分の選んだ仕事をこんなふうに支えてもらえる姿って、男女問わずなんか憧れます。

がんば・・・と言いたいところですが、「んなもんとっくにやっとるわボケ!!」と小島さん(と、本職の方)に怒鳴られること確実なので。
・・・どうかご無事で。そしてお仕事、ありがとうございます。
ケチな小津が、けっきょくコミック全部、新刊購入しちゃうくらいに応援してます(だれを?)。

野村宗弘 『とろける鉄工所(1)』 講談社イブニングKC

追記:
アマゾンレビューでもたいそう話題(というかクレーム)になっている、編集者K嬢の戯言ですが、
言われてみれば確かにうっとうしいものの、実際は本編の内容がおもしろくてそこまで気にならなかったです。
もちろん、ないほうがいいに決まっているのですが。
これ、ほんとになんの意図なんだろ・・・謎ですね。。
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高田サンコ 『たべるダケ(1)』(~続刊)

たべるダケ 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)たべるダケ 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
(2011/11/30)
高田 サンコ

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そうか あのコ・・・

うまいメシの女神だ!!


昨日のハプニングを教訓に、今日はこまめに保存しつつ書いてます。あと2時間したらバイトだ・・・(汗)
でもその教訓、何度か学んだ気がするんだけど・・・・・・さて?
とりま、本編。冷蔵庫では半額の寄せ豆腐、冷やし中。

ちょっと元気がなかったり、元気があったりするひとたちのもとに突然現れ、
無言ですきっ腹アピール → 食事ご同伴(というか流れでおごらせる)というミラクルを繰り返す、本名不明、謎の女子が主人公。

たべるダケ → 食べるだけ というど真ん中なタイトルどおり、
もう徹底して、気持ちいいくらいに食い気オンリーな漫画。それも、まあしあわせそうに食べるんですよね・・・。それが10編。

すんごく象徴的なのが、第一話。
就職面接連敗中で、意気消沈してもう俺はダメだ・・・って、くしゅんとなってる男子。
そこにとつぜん現れる主人公(空腹マックス)。

なりゆき?で主人公となぜか汚い定食屋(おっさんの聖域)でどんぶり飯を食べることに。
最初はちびちび食べてた男子が、主人公の食いっぷり(がっついてるけど汚くない。ほんとに幸せそうにひたすら食べる。これ重要)につられて、どんぶり飯をがっつがっつかきこみだすと止まらない!
いつしか店の客にまで食い気が伝染し、人間も建物もうらぶれた雰囲気満タンの店は、空のどんぶりや器を前に「ふう・・・」と至福の溜息をつく変な連帯感で満たされ、みなさん晴れ晴れとした表情で店をあとにする・・・。まさに食い気マジック。

幸せ・・・なんだよな

そんな主人公が大きなひとくちで「いただきます!!」と食べる姿を見て、あるひとは元気になり、あるひとは思い出を増やして、あるひとは今ある当たり前の(当たり前すぎて気にも留めなかった)小さなしあわせに気付く。
食べることは当たり前だけど生きることに直結してて、そんな大げさなことではなしに、単純においしいものをおいしく食べれることっていいなあと、しみじみ思うんですよね。
おいしいものは数あれど、それをホントにおいしく食べれてるのかどうか・・・。

そんなことはどうでもいいとばかりに、食べ終わったら即去っていく主人公の姿も、こざっぱりしてて、毎回なんか逆にいい感じです。

それはさておき。

見ず知らずの独身男性のとこにあがりこんでカレーだの手打ちうどんだのを作ってもらったり一緒に作ったりして、食べ終わったら「じゃ」とスタスタ帰ってくなんてどーなんだ・・・??いろいろ。。危なくないか。。。(←作者の高田サンコさんも絶えず同じような、ちがうようなツッコミを入れておられます)

たとえば一時期流行った食育だとかなんだとか。難しいことも必要なんでしょうが、まずは目の前のひと、大人があたりまえのご飯を美味しそうに食べることができてるか、それがもうちょい大事なんじゃないかなーとか、ちょっと思いました。

高田サンコ 『たべるダケ(1)』 ビッグコミックススペシャル
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たかはしみき 『つれづれふたり暮らし』

つれづれふたり暮らしつれづれふたり暮らし
(2008/11)
たかはし みき

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・・・なかなかうまくいきませんが・・・

けどまあ、おしあわせそうで何よりです、と、ほんとにそう思う一冊。
ふたり暮らし、という言葉の響きもグット。
うまくいかないこともあれど、素直にうらやましかです。
「癒される」という言葉は、自分から自分を「癒す」ことを放棄しているみたいな鋭いことを書いてた方がいて、
ギクッとなりつつ賛同していた小津ですが、これはもう癒されたとしか言えないんじゃなかろうかなー。
自分に対してもダンナくんに対しても、読者に対しても素直にかかれてるのが、うまく言えないんですがなんか伝わる?気がするんです。だからかな。わかんないけど。

で、これからズラーッと書いた「もうこの本ぶちかわええ!!かわえすぎるんじゃ!!(何弁?)」的なアホな感想文たらふく書いたところで、せっかく書いた感想文が・・・
爪があたったボタンのせいで一気に消去され、茫然自失。。
なので、二回目です。。いいや、おかげで少し冷静に書けます・・・orz。

ダンナくん・・・
広告制作会社のデザイナー
まじめなA型

わたし・・・
フリーランスのイラストレーター
おおざっぱなO型


こんなふたりの、うまくいかないこともあるけれど・・・ほんのりな幸せたくさんのふたり暮らし&そこに至るまでの道のり(交際→みきさんのみ焦り・ダンナくんゆるボケ→いつのまにやら結婚→住むとこ準備・手続き地獄)も少し。
周りの結婚ラッシュにあせあせしたみきさんが、交際中の現ダンナくんに「お見合いするかも」的なカマかけて、「ボクもついていく~」なんて脱力なお答えもらってさらに大焦り。けれどよくよく聞くとてっきり結婚したくなさげに見えたダンナくんも、「してもいい」くらいには思ってたことが判明し、さらに動揺したみきさん、あたふたとカマかけまくるとダンナくん、「じゃ、ご両親にあいさつ行かなきゃね~(あっけらかん)」なくだりは爆笑ものでした。ある意味とってもリアルな流れなんだけど、終始あたふたなみきさんと、ゆるボケキャラのダンナくんが「・・・ぶちかわええ!!」(←もうやめろ、エセ方言もどき)。

けれどまあ、やっぱり実際いざふたりで暮らしてみると、いろいろ驚いたり、うまくいかないこともあるわけで。
金銭面の管理、睡眠(眠り方や起床のちがい)、料理、生活スタイル(これ大きいですよね)、男女の違い(これも大きい・・・)とか、いろいろ。
そのへんのことでお互いに不満に思うくだりは、読んでて「だよね~・・・」とは思うものの、いざ自分がふたり暮らしに突入したら「だよね~」じゃすまないんだろなー・・・なんて思います。もしかすると、少しこわいのかもですね。お化け屋敷とかゲテモノホラーのこわさとはちがう、なんか自分でいいのかわかんないこわさ。
夫婦っていっても所詮他人ってことも、さっき読んでた「イグアナの娘」(古い。けどすごい。名作)文庫版収録の短編にも出てたし。これ、あながち逃げ口上じゃないと思うんですよね。
「きちょうメン」なダンナくんが「ズボラ怪獣」みきさんに扉の開け閉めを反復練習させる、けどいつのまにかダンナくんにズボラが伝染してた、みたいなほのぼのやりとりも生まれそうですけどね。

異なる環境、習慣、生活スタイルで何十年も生きてきたふたりが
ひとつ屋根の下で暮らすわけですから当然ですよね。

はじめはうれしはずかしおっかなびっくり、
だんだん慣れがでてきてケンカしたり仲直りしたり・・・

そうして生まれるふたりの「ルール」が
たくさんつみかさなっていくふたり暮らし

実家暮らしのにぎやかなのんびりさも
ひとり暮らしのきままさもちょっぴりなくなるけど

家族じゃなく、
友人じゃなく、
好きな人とふたりで暮らす日々も、
深くておもしろい


未経験です。わかんないです。けど、楽しみかもしんないです。
とりあえず、「にこたま」4巻あとで読み返そう(←なんでそうなるんだ・・・)。

ちなみに。
これを書いている小津ツキミさん。
いつのまにか24歳(!)、現相方と2年越しの付き合いなのにお互い超低収入、小津にいたっては院生(今年資格試験です・・・ぶちこわい・・・)&非常勤(1年契約)&バイトというあやふや3重身分というすっとこどっこいな状況。
おまけに、デートは人ごみ・都会(地方ですが)は避け(お互い人酔いする)、なぜか地元や出かけさきのスーパーで見切り品(期限近い値引き品。半額のパンとか寒天とか、高めの豆腐とか)をふたりしてせっせと漁るというこれまた「それ・・・デートじゃないっ!!(組んで仕事してる方からの全力ツッコミ in 何年ぶりかのミスド・打ち合わせ)」変なおつきあい、細々と、しょっちゅう小津のメンタルがぶち折れたりしつつ(台風の中に乾燥パスタが1本、ぽつんと立ってるような脆さです)、元祖ゆるキャラな相方(←同性に好かれるタイプ)に地味に救われ、絶賛ゆるゆる進行中。
今まで最長交際期間が半年(しかも全部ふられる)だったところからみて、驚異的です(暴露)。

最後に。
たかはしみきさんが挙げる、ふたり暮らしでよかったなぁと思うことは、
「生活にリズムがついた」「小さいことにクヨクヨしなくなった」「食事をちゃんととるようになった」「ごはんがおいしい」等々と、「支えてくれるひとがいるという安心感がある」、だそうです。

そういえば、なんか支えてもらってばっかだなー自分。・・・相方、感謝です。
みなさんいかがなんでしょうね。

明日は学校とバイト。明後日は勤務と勉強会です。

たかはしみき 『つれづれふたり暮らし』 アスペクト

*余談ですが、たかはしみきさん作「こげぱん」が、最近マイブームです(遅っ!)。
 特に絵本、職場でも人気&大活躍してます。
 突然決まった苦手な職場でしたが、おかげでなんとか乗り切れました。感謝です。

*と、あらためて自分で過去記事読み返してみて、明らかに「書くためだけに書いてる」と思えた記事はいくつか 削除しています。ご了承くださいませ。

プロフィール

小津りゆ

Author:小津りゆ
3年ぶりぐらいですが、ログイン。夢だった資格をとってそれなりの仕事始まったはいいものの、現実にどっしん追突し、車体ボロボロ、エンジンぷすんぷすん状態です(なにそれ)。仕事の本ばっかりで、めっきり小説を読む時間が減。もしかしたら引っ越しして続編するかもです。

※since 2008.2.17

※オリジナル物語サイト、始めました。『ことあら』(リンク欄からどうぞ)

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