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河内遥 『縁側ごはん』

縁側ごはん (芳文社コミックス)縁側ごはん (芳文社コミックス)
(2010/04/19)
河内 遙

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僕の名前はキー坊
ばーちゃんのかたみの平屋に住んでいます


いつまでたっても『これがツボなんです!もう仕方ないじゃないですか!!(だれもなじってないって)』的なもの、いろいろな本を見てるといつのまにかあって。

『ごはん』 『ゆるい仲間』 『平屋』と、まあダイレクトに表紙(と裏表紙のあらすじ)に瞬殺され、手にしてしまう無限ループ(?)。
だってですね、たまにはあっしも修論系以外の本読みたいんですよ旦那・・・(といいつつ福満しげゆき本を今月だけで7冊まとめ買いしましたけどね)。

さて話がそれましたが、ご愛嬌。
見てのとおり絵がきれいなんですけど、なかなかどうして、中身もゆるーくてゆるーくて、こういうの好きな方なら即買い本です。では内容。

ばーちゃんの遺した平屋で一人暮らししている、おとなしい子どもみたいな青年、キー坊。
そんな彼の家には、風変わりでゆるーい仲間や身内がちょくちょくやってきてごはんしたり、
来ないときにはキー坊ひとりでお菓子の家をつくったり、対処できない生たけのこと格闘したり。
自由気ままな食生活。縁側のある平屋でとつとつとくり広げられる、ほっこりザンシンゆるーり暮らし。

失恋した友達が来てぐずぐず寝てしまったら、寝てる間にお子様ランチ(食材は渋い・・・)をこしらえて、大皿ごしに『おはよ』としたり、雨の平日にふらんと出かけて、だれもいないベンチのうえで、持参したおにぎりの味を比べたり、仲間とふたりで、仲間の男子曰く『衣のない天ぷらみたいな花見』(室内で桜のポスター見ながら)を『ないものねだりもたまにはいいね』と、やってみたり。

そんな変わり坊のキー坊が主人公のこの物語は、登場人物も少ないし(花粉症のひょうきんだかクールだかわからない男ともだち、姉御肌で、おでん好きの飼育員の姉、思い出の中のばーちゃん、ネコ大好き少女のヒカルくん)、おまけにセリフも少なめ。

だけどなんかいつでもそこかしこ、人と人にも人と食材にも家にも猫にも、いい感じの間が漂ってるような感じで、ほんとにそこはかとなく、そしてもうほんっとに絶妙に、好きなんですよこれが。
あたりまえにいながらに、ゆるゆるながらに、しっかりとつながってるようなこの感じに、もちあられ、れんこんとおさつチップ、たけのこご飯とかなんとかの、四季折々のごはんとくればね。

「キー坊さんたちを見ていると
世の中にはいろんな人がいるんだなって思う

いろんな人がいろんなままに
向いてる仕事を見つけたりして
暮らしていていいんだなって思える」


クリスマスパーティ5日目、仲間がダウンして、キー坊の仕事を手伝いながら、進路選択中のヒカルくんがぽつっとつぶやくこのシーンが一番好きで、
それにたいして「あたりまえじゃないの」と、ほんとにそう言うキー坊もまた、くったくなく好きになれる。
そんでもって、それ以上いらない会話なんかはさんで、ゆる空気を壊しちゃわないどこまでもうすぼんやりした味のこの物語が大好きになる。

遊びにいってみたいなあとガラにもなく思ってしまう。
明日ももちろん現実まみれだけど、もうすこしだけこの素敵な縁側に居座っていたい気分なのです。

河内遥 『縁側ごはん』 芳文社コミックス 
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プロフィール

小津りゆ

Author:小津りゆ
3年ぶりぐらいですが、ログイン。夢だった資格をとってそれなりの仕事始まったはいいものの、現実にどっしん追突し、車体ボロボロ、エンジンぷすんぷすん状態です(なにそれ)。仕事の本ばっかりで、めっきり小説を読む時間が減。もしかしたら引っ越しして続編するかもです。

※since 2008.2.17

※オリジナル物語サイト、始めました。『ことあら』(リンク欄からどうぞ)

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